JAあいち三河の概況
組合長あいさつ

初夏の候、組合員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素よりJA各事業に格別のご理解とご協力を賜り心より厚くお礼申し上げます。
令和3年度は、第8次中期3か年事業計画の初年度として、「10年ビジョン」を掲げ、事業機能、業務体制の最適化と健全経営に向け努めて参りました。その結果、コロナ禍で大変厳しい経済情勢でしたが、計画を上回る実績をあげる事ができました。これもひとえに組合員、地域の皆様のご理解とご協力の賜ものと重ねてお礼申し上げます。
さて、我が国の経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症による経済活動の混乱に加え、今般の国際情勢の緊迫化により、貿易などにも混乱が生じております。このような中で、人々の価値観や生活様式は変化をとげ、リモートワークの増加などによりデジタル化が加速しております。また、国際社会からは、将来の平和や貧困への不安からSDGsをはじめとした持続可能な世の中の実現に向け、その取組みが拡大しております。
農業をとりまく情勢は、燃油や生産資材、配合飼料などの価格高騰により、生産コストが上昇しており、農業経営は「販売」と「生産」の両面から厳しい環境に直面しております。身近な食への不安が広がるなか、政府・与党においても我が国の「食料安全保障の在り方」の検討が本格化しているところであります。
こうした環境変化に直面するなか、JAグループでは「持続可能な農業・地域共生の未来づくり」に向け、農業者の所得増大と環境負荷の軽減を両立させ、農業生産を将来にわたって継続しうる地域農業の確立を目指すとともに、豊かで暮らしやすい地域共生社会の実現を目指して参ります。
令和4年度は、第8次中期3か年事業計画の中間年度にあたり、自己改革を支える取組みとして、すでに新規就農者の定着支援で実績のある「いちご塾」のほか、管内生産農産物の発展のための「なす塾」等に取組むことにより、引き続き経営基盤の確立強化に努めて参ります。
また、総合JAとして協同活動の担い手である組合員の皆様の意思反映に努め、「地域になくてはならないJA」を体現すべく実践して参ります。組合員の皆様におかれましては、今後ともより一層のご指導、ご支援を賜りますようお願いするとともに、平素の皆様のご厚情に心より感謝申し上げ、ご挨拶といたします。
令和4年6月24日
あいち三河農業協同組合
代表理事組合長