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小粒で甘味は最高!/西三河筆柿選果場運営委員会の筆柿出荷始まる

2025/09/26

 西尾市の筆柿生産者56人で構成する西三河筆柿選果場運営委員会は、幸田町の西三河筆柿選果場で9月19日、筆柿約4㌧を東京、名古屋市場に向け初出荷しました。
 今年は、夏の猛暑と乾燥の影響で例年よりやや小粒。Lサイズ中心の出荷となりましたが、作柄は良好で心配された着色も上々で糖度も高く、濃厚な甘味に仕上がりました。
 筆柿は、小ぶりな柿で早生の甘柿。形が筆に似ていることから「ふでがき」と呼ばれています。おつまみに欠かせないあられ「柿の種」のモデルになったと言われている品種で幸田町の特産品として生産量全国一、
 筆柿のシェア95パーセントを占めています。本格的な秋の到来を告げる筆柿は近年、その素朴な形から郷里を思い出す「懐かしい柿」として都会で暮らす人々から人気を博しています。
 西三河筆柿選果場運営委員会の坂本康弘委員長は「例年になく良好な筆柿になった。自信を持って消費者に届けたい」と自信をみせていました。
  出荷は11月上旬まで続き、JAあいち三河産直施設「幸田憩の農園」、道の駅「幸田筆柿の里」でも販売され、昨年より10%増の358トンを見込んでいます。

写真=出荷に向けて、筆柿の選別作業を行う作業員(幸田町六栗 JAあいち三河幸田営農センター西三河筆柿選果場)