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東海地区唯一のハウス桃出荷スタート/ピークは6月上旬
2025/05/29
東海地区唯一のハウス桃生産地である幸田町で5月18日、JAあいち三河幸田町桃部会が栽培するハウス桃の出荷がスタートしまた。 生育は順調で例年通り高品質な桃となりました。
田境義弘部会長のハウスでは早生品種「さくひめ」の収穫作業が進み、甘い香りに包まれながら薄ピンク色の桃を1つずつ丁寧にもぎ取りました。ハウス桃は露地桃より約1ヵ月早く収穫を迎え、他産地よりも早く消費者へ桃を届けることができます。「さくひめ」は種が小さく可食部が多いことが特長で、程よい甘さとさっぱりとした風味が味わえます。5月下旬からは主力品種「日川白鳳」の出荷を予定しています。 田境部会長は「今年から袋掛けを止めたことで着色は良好。さくひめの木が成木になったこともあり非常に良い出来となっている」と笑顔を見せていました。
同部会は3戸の生産者がハウス桃を約52㌃で栽培し、6月上旬をピークに名古屋などの県内市場を中心に出荷し、産直施設「幸田憩の農園」や道の駅「筆柿の里幸田」でも販売します。6月中旬までおよそ2万パック(4万玉)の収量を見込み、その後は露地桃へと切り替わります。
写真=「さくひめ」を丁寧に収穫する田境部会長(18日、幸田町須美)