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全国1位の「筆柿」初出荷/初日7.8㌧出荷上々/西三河筆柿選果場運営委員会

2018/10/01

 全国1位の生産量を誇る幸田町の「筆柿」の出荷が始まりました。9月19日、JAあいち三河幸田営農センター内にある筆柿選果場に昨年の倍以上となる7.8㌧の「筆柿」が持ち込まれ、生産者ら約30人が選果しました。東京や大阪、長野、名古屋の市場に11月上旬まで出荷する予定です。
 今年は雨が降らず乾燥などもありましたが、8月下旬に降った雨のおかげで玉伸びも順調。昨年より1日遅い出荷となりましたが、色つきや糖度も高く品質は上々です。
 「筆柿」は1個が100㌘ほどの早生品種。形が筆先に似ていることから名前がつきました。他品種と比べ皮が薄いため、丸かじりすることもできます。糖度も高く17~18度、高いもので20度を超えます。1本の木に甘柿と渋柿が実る不完全甘柿という特性を持っているため、同選果場では光センサーを使用し、甘柿と渋柿を選別し、渋柿は渋抜きをしてから出荷します。その後、大きさで分け、箱・袋詰めまで行い、出荷されます。
 西三河選果場運営委員会の加藤茂樹委員長は「品質の良いものを少しでも多く出荷したい。消費者に甘くておいしい幸田の筆柿を食べてほしい」と話しました。
 同委員会は同町と西尾市などの生産者で組織されます。ピークは10月中旬。今年は68人が50㌶で栽培します。

写真=傷がないか確認する生産者