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岡崎市果樹振興会が芽かき講習会開く/黒とう病の発生など昨年の注意点など共有/岡崎市果樹振興会

2024/04/16

 岡崎市のブドウ生産者で組織する岡崎市果樹振興会は4月10日、同市東阿知和町にある織田勝さんの圃場でブドウの芽かき講習会を開きました。適正な芽かきをすることで貯蔵養分の浪費を防ぎ、新梢勢力を均一化することで開花時期を揃え、結実の安定を図ります。
 当日は西三河農業改良普及課の河村直紀主任専門員を講師に、生産者や行政、農薬メーカー約30人が参加。芽かき時期や方法を確認した後、昨年全国各地で発生した黒とう病における農薬散布のタイミングや防除の間隔などについて注意点を共有しました。
 河村主任専門員は「これから暖かくなり生育が前進するため作業が遅れないようにすること、黒とう病対策として散布する日にちの間隔と積算雨量を気にしながら管理をして欲しい」と呼び掛けました。
 同振興会は27名の生産者が「巨峰」や「シャインマスカット」などの品種を栽培しており、自ら交配したオリジナル品種の栽培もあります。産直施設や共選出荷、直売所、通販と出荷形態は様々。6月中旬には色付きと味の良い房を作るための房づくり講習会を開く予定です。

写真=芽かきの方法を説明する河村主任専門員㊨と生産者(10日、岡崎市東阿知和町)