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四季を通じたレシピ本発行目指す/SDGsや特産をテーマに創作料理考案/JAあいち三河

2023/12/06

 JAあいち三河は産学連携協定を結ぶ愛知学泉短期大学の学生と共に、四季を通じて楽しめるレシピ本発行を目指しています。同短期大学食物栄養学科2年生の学生が考案した創作料理を官能評価などによって厳選抽出し、年度内にレシピ本として発行します。学生から得られる新しい発想を取り入れ、地域住民等への調理方法を提案することで地産地消、農産物の販売促進を図ります。
 12月4日、学生78名がグループに分かれて考案した創作料理「岡崎味噌ドリア」「自然薯と煎茶のチヂミ」などを調理した後、官能評価委員による試食会を実施。今回のテーマである①伝統野菜である法性寺ネギをはじめとした管内で栽培される秋冬野菜を使用すること、②廃棄してしまいがちな茎や軸を使いフードロス削減に繋げること、③市内特産である八丁味噌や岡崎おうはん、むらさき麦などを活用すること、の3点を考慮した創作料理を全16品が完成しました。
 岡崎たっぷり味噌ドリアを調理した山口裕葵さん(20)は「むらさき麦の活用方法に悩んだが、米と一緒に炊いてドリアにした。岡崎でとれた野菜をたっぷり味わえる料理になったのでは」と話します。
 これまで春夏野菜を使用した創作料理13品を掲載したレシピ本を今年3月に500冊発行。同JA産直店舗や行政で無料配布したところ人気のため配布はすでに終了しているため、岡崎市のホームページで閲覧できるように計画しています。

写真=官能評価委員㊧に料理の説明をする学生(4日、愛知学泉短期大学)

写真=料理を調理する学生(4日、愛知学泉短期大学)