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大豆の出荷スタート/天候に恵まれ刈り取り順調/JAあいち三河

2023/12/14

 JAあいち三河管内の岡崎市と幸田町で12月12日、大豆「フクユタカA1号」の出荷が始まっています。今年は天候に恵まれ刈り取りが順調に進んでおり、2月末までで約400㌧を見込んでいます。
 それに伴い同日、目揃え会と検査を実施。JAあいち経済連やJA職員ら19人が参加。サンプルの大豆をもとに粒の大きさや形状、水分量などの検査基準を確認し、等級を共有しました。同JA受託部会六ツ美支部の筒井陽介支部長は「今年は中粒傾向にあるが約1カ月早く播種したことで、大粒比率を上げることができている」と話します。
 「フクユタカA1号」は県の奨励品種で風味豊かで加工適正に優れています。「フクユタカ」に難裂莢性を持たせ、大粒で莢がはじけにくくなることで収穫時のロス軽減により収量増が見込まれることから、JA自己改革「生産者の所得向上」に繋がるとして期待が高いです。
 今年産は30人の生産者が約400㌶で作付け。出荷された大豆は豆腐や味噌の原料として使用される他、同JAオリジナル商品「カラフル大豆」や「蒸し大豆」として加工されます。また、岡崎市内の小中学校や保育園の給食で振舞われる予定です。

写真=品質を確認するJA職員(12日、同JAビーンセンター)