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「いちご塾」卒業生初出荷迎える/支えてくれたみんなに恩返しを/JAあいち三河

2023/11/22

 JAあいち三河が開講する「いちご塾」を今年7月に卒業した4期生の初出荷が11月中旬から始まっています。令和4年産は「いちご塾」卒業生10名が約1.5㌶の面積で約40万パックのイチゴを出荷し、平均反収は6.3㌧と好調。販売金額県下1位の産地として部会を盛り上げており、4期生の今後の活躍が期待されます。
 4期生の中で1番最初に出荷を迎えた杉本浩さん(59)は、家族と共に約6㌃のハウスでイチゴ「紅ほっぺ」を栽培。12日に初出荷を迎えました。杉本さんは「まだ実っている数は多くないが、美味しいイチゴができている。今後はハウスの中を見に来てくれたり、声をかけてくれたりと気に掛けてくれた先輩農家に恩返しできるよう、少しでもはやく部会に貢献できるように頑張りたい」と意気込みます。
 同JAでは自己改革「農業生産の拡大」や地域農業の維持・発展を目指し、令和元年度より新規就農者育成と定着を図る「いちご塾」を開講。研修生が実際にイチゴ苗の管理や定植、収穫など年間を通じて栽培の流れを学べるよう就農を支援します。また、高度な栽培技術を持つ部会員が多く揃う産地で、就農後も定期的なフォローアップで新規就農者を支えています。

写真=イチゴを収穫する杉本さん(20日、岡崎市下佐々木町)