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出荷量全国1位の「筆柿」/出荷前最後の講習会/西三河筆柿選果場運営委員会

2023/08/30

 JAあいち三河管内の幸田町で栽培する特産品「筆柿」は全国1位の生産量を誇ります。西三河筆柿選果場運営委員会は、8月21日と23日の2日間で4地区にて「仕上げ摘果講習会」を実施し出荷開始に備えました。収穫時の作業軽減や市場評価の高い「2L階級の果実」増加が目的。
 23日に開いた同町桐山での講習会には、生産者や西三河農業改良普及課、経済連ら17人が参加し、サンプルを用いて病害虫果や奇形果などの摘果すべき果実を確認しました。同普及課の桒山幸子専門員は「7月の猛暑続きによる日焼け果やカメムシ被害が懸念されるが、台風7号による被害はほとんど見られなかった。収穫まで気を抜かずに摘果や防除に励んで欲しい」と話しました。
 同委員会は幸田町と西尾市の生産者59人が約32㌶で「筆柿」を栽培。「不完全甘柿」の性質から1本の木に甘柿と渋柿両方が実ります。特殊な光センサーで選別し渋柿は渋抜きして、9月中旬から10月下旬ごろまで出荷。また、同JA産直施設「幸田憩の農園」や同町にある道の駅「筆柿の里幸田」で販売します。

写真=摘果果実を確認する生産者(23日、同町桐山)