お知らせ一覧

JAあいち三河「農業塾」/“売れる野菜作り”学び産直出荷者増加へ/JAあいち三河「農業塾」

2023/08/23

 JAあいち三河は農業に興味のある組合員や地域住民を対象に「農業塾」を開塾しています。土作りや栽培など実践を通して農業の基礎を学ぶ第1農業塾と第1農業塾卒業後、販売手法を学ぶ第2農業塾の2部構成。20年目を迎えた令和5年度は両塾合わせて38名が入塾し、過去最多人数を記録しました。これまでに430人以上の修了生を輩出し、自己改革に掲げる「農業生産の拡大」や産直出荷者の増加に取組みます。
 “売れる野菜作り”を合言葉に産直出荷を見据え、週に1回のペースで行う第2農業塾は、第1農業塾で得た経験を活かしながら年間およそ20品目を栽培。座学と実習を交えた講義を開き、種まきから収穫までの一連を学びます。特に出荷者として活かせる知識習得のために、出荷調整も詳しく説明。収穫した農産物は良い物を選別して見た目に気を配り袋詰めし、市場相場を考えながら値段を付けるまでを塾生たちで行います。産直出荷に必要不可欠な栽培日誌の記入も確認。管内産直施設「ふれあいドーム岡崎」へ実際に出荷と販売を行い、売れる喜びの体験からモチベーションアップに繋げます。
 塾生の尾崎美和さん(54)は「収穫までで終わらずに出荷に向けた作業と産直での農産物販売を通して、みんなで楽しみながら知識をつけている。女性でもトラクターや畝立て機などの大きな機械を操縦させてもらえて、プロ農家の入口としての必要な経験が出来る」と話します。

写真=収穫したオクラを袋詰めする尾崎さん㊨ら塾生(10日、農業塾教室)