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県内唯一の市場出荷行う白ナス最盛期/農家所得向上目指す/JAあいち三河

2023/07/24

 JAあいち三河で県内唯一の市場出荷をしている白ナス「とろーり旨なす」の収穫が7月上中旬から最盛期を迎えています。今年で5年目の栽培で、地元市場を通じて、地元大手スーパーなどで販売しています。白ナスは1本約350グラムと通常のナスの約2から3倍の大きさに育つため1本あたりの販売単価が高く、作業を軽減できるとして自己改革「農家所得の向上」に繋がる取り組み。
 今年は同JA夏秋なす部会に所属する4名の生産者が約4㌃で栽培。白ナスは皮の薄さや白い見た目から、傷の有無が目立つため生育が難しいとされるが、同部会では長年培ったナス栽培の技術力を持つ生産者が育てており、高品質な白ナスが続々と出荷されています。出荷時期は10月中旬までで、目標出荷量は6トン。
 生産者の大久保正人さんは「果肉が柔らかいため、天ぷらにして食べるのがおすすめ」と笑顔で話しました。
 今後も同JA特産物である白ナスのPRに努めていきます。また、今年度からは新たにナスの新規就農者を育成する「なす塾」を開講し、県内でも有数のナス産地の維持、活性化に取り組みます。

写真=白ナスを収穫する大久保さん(20日、岡崎市下佐々木町)