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ワケギの夏穫り栽培取組む/出荷の少なくなる時期を狙って農家所得向上へ/JAあいち三河特産部会

2023/05/30

 JAあいち三河では自己改革に掲げる「農家所得向上」に繋げるため、今年からワケギの夏穫り栽培を取組み始めます。通常3月から4月にかけての収穫だが、7月から収穫のできるワケギの栽培を検討。薬味として重宝されるネギの出荷が少なくなる時期を狙い、消費者ニーズに応えるのが目的です。
 5月22日、種球を人工的に休眠打破する必要があることから、同JA育苗ハウスを活用し、同JA特産部会の部会員が持ち寄った5月上旬に堀上げ乾燥させたワケギの種球を苗箱に広げました。種球を6月末まで高温処理し、7月中旬ごろ定植。その後は寒冷紗などを使用して覆下栽培を実施します。
 同部会の鈴木武和部会長は「定植から収穫までの期間を短縮できるのがこの栽培方法の強み。産地ブランドとして広めていきたい」と話しました。
 同部会は生産者17人が露地野菜を中心に多品目を栽培。同JA産直店舗「幸田憩の農園」や「道の駅藤川宿」、「マックスバリュ岡崎美合店」に年間を通じて出荷しています。

写真=ワケギの種球を広げる鈴木部会長(22日、東部営農センター育苗ハウスで)