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5期生2名が「いちご塾」に入講/部会を支える生産者目指す/JAあいち三河

2023/04/10

 JAあいち三河は4月5日、イチゴの新規就農者の育成に取組む「いちご塾」開講式を開きました。今年は5期生2名が入講し、受入農家のもとでの実習や部会活動への参加、同JAが建設した「いちご生産拠点研修農場」で苗の定植から収穫までの一連の作業を経験します。
 当日は、入講したいちご塾生2名や愛知県西三河農林水産事務所農政課、岡崎市、幸田町ら22名が出席。「いちご塾」の事業概要や研修内容について説明しました。同JA天野𠮷伸組合長は「令和4年度のイチゴ生産者数73人のうち2割近くがいちご塾卒業生で産地維持、拡大に一役買ってくれている。イチゴ農家として必要な知識、技術を習得して先輩農家とともに活躍して欲しい」と激励しました。
 5期生の山田誠さん(28)は「地域で信頼されるイチゴ農家となり、安定収量と高品質を目指していく。また、部会の更なる発展の力になれるよう頑張りたい」と意気込みました。
 管内である岡崎市と幸田町は昭和の前半から続く歴史ある県内でも有数のイチゴ産地。同塾を通じて、ブランド力の維持と産地の発展を目指し、これまでに10人の卒業生を輩出。7月には新たに4期生3名も新規就農する予定です。また、同塾を卒業した新規就農者の中には部会の平均反収を超える生産者もおり、今後の活躍が期待されています。

写真=いちご塾生を激励する天野組合長㊧(5日、同JA本店)

写真=意気込みを述べる山田さん㊨(5日、同JA本店)