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開講4年目「いちご塾」/事前研修踏まえ約1万4千本定植/JAあいち三河「いちご塾」

2022/10/12

 JAあいち三河管内である岡崎市と幸田町は県下有数の産地としてイチゴ生産が盛んです。2019年にはイチゴ新規就農者を育成する「いちご塾」を開講し、これまでに10人の卒業生が独立し就農。今年は新たに3人が入講し、ブランド力維持や産地発展に継続して努めます。
 9月26日と27日、岡崎市土井町にある「いちご生産拠点研修農場」で「いちご塾」4期生の坪井紀貴さん(39)らがイチゴ「紅ほっぺ」の定植作業を行いました。坪井さんは定植を迎えるまでに、受け入れ農家先で事前研修を重ねており2件の先輩農家の元で定植を学びました。苗は卒業生と共に増殖やダニ防除の管理を続けたもので、2日間で約1万4千本を定植。坪井さんは「2回の定植経験を踏まえて、自分に合ったやり方を見つけて就農後に活かしたい」と話しました。
 開講4年目となる「いちご塾」では、就農を見据えた既存農家元での実践研修など、1人1人に合わせた実習プログラムを提供。今後は温度管理を徹底して栽培が進み、12月の初収穫に向けて栽培が進みます。

写真=苗を丁寧に定植する坪井さん(26日、いちご生産拠点研修農場)