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「筆柿」初出荷/昨年よりも多い収量420㌧見込む/JAあいち三河幸田営農センター

2022/09/30

 全国シェアおよそ95%を誇る幸田町の特産品「筆柿」が9月19日に初出荷を迎えました。今年は表年にあたるため昨年よりも多い約420㌧を見込んでおり、10月10日頃を最盛期に関東や関西などの市場や産直店舗「幸田憩の農園」、「道の駅筆柿の里幸田」に10月下旬まで出荷します。
 当日はJAあいち三河幸田営農センター内の筆柿選果場に「筆柿」約8㌧の持ち込みがあり、西三河筆柿選果場運営委員会の役員や従業員、JA職員など約30人が選果機を使って選果。7.5㌔段ボール1023ケース、15㌔コンテナ134ケースを出荷しました。生産者の加藤伊七さん(75)は「筆柿は幸田町の特産品。甘くとても美味しいので、多くの方に食べてもらえたら嬉しい」と話します。
 同委員会は幸田町と西尾市の生産者60人が約34㌶の面積で栽培。「筆柿」は1個100㌘ほどの早生品種で筆先に似た形からその名が付き、丸かじりできるほど皮が薄い。「不完全甘柿」の性質を持ち1本の木に甘柿と渋柿の両方が実るため、特殊な光センサーを用いて甘柿と渋柿を選別。渋柿と判定された果実は脱渋して出荷します。

写真=「筆柿」の品質を確認する従業員(19日、幸田営農センター選果場)