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地域の子どもたちに伝統野菜を継承/市内小学校で取組む/JAあいち三河

2022/09/30

 JAあいち三河は管内の岡崎市で唯一“あいち伝統野菜”に登録されている「法性寺ねぎ」を地域の子どもたちに知ってもらうことを目的に、定植から収穫までの一連の流れを体験してもらう食育活動に取組んでいます。3年目を迎える今年は、継続して栽培する市内の小学校8校と新たに12校の計20校、幸田町を含む同JAの5支店で実施。岡崎市やNPO法人おかざき農遊会、同JA法性寺ねぎ研究会らと協力し立ち上げた「あいち伝統野菜法性寺ねぎ連絡協議会」が主体となって、地域住民や来店客らに対して魅力をアピールするとともに、伝統野菜の生産振興を図ります。
 9月14日、同農遊会員やJAら3名が作業の説明した後、同市立常磐東小学校の1年生から6年生までの児童49人がプランターにネギを一人2から3株ずつ定植。その後土の水分を保つため藁を敷き、水をまきました。生徒らはアドバイスを受けながら作業に取組み、11月下旬頃の収穫を楽しみにしていました。
 6年生の長谷川舞依さん(12)は「実際に説明を聞きながら体験することで、1つ1つの工程を理解することができた。収穫後はすき焼きに入れて家族と食べたい」と笑顔を見せました。
 同取組は2020年から開始。市内の全小学校の児童に体験してもらいたいと1年目には北部地区の14校、2年目には南部地区の14校と「法性寺ねぎ」の栽培に取組みました。

写真=プランターに「法性寺ねぎ」を定植する児童(14日、常磐東小学校)