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「筆柿」出荷を前に、仕上げ摘果講習会開く/西三河筆柿選果場運営委員会/西三河筆柿選果場運営委員会

2022/08/29

 JAあいち三河管内である幸田町で全国1位の生産量を誇る特産品「筆柿」。出荷開始を前に、西三河筆柿選果場運営委員会は8月18日、22日、23日の3日間で仕上げ摘果講習会を実施しました。23日に開いた幸田町桐山での講習会には、生産者や西三河農業改良普及課、経済連ら20人が参加し、病害虫被害果の確認や今後の管理方法について共有しました。今年は梅雨明けが早く水不足が懸念されたが7月、8月に十分な降水量もあり、生育は順調。また、表年にあたるため昨年よりも多い収量を見込んでいます。
 同普及課の桒山幸子専門員は「順調に生育が進んでいるが9月上旬からの雨が心配。合間を縫って、果樹カメムシ類の発生初期に防除を徹底して欲しい」と呼び掛けました。
 同委員会は幸田町と西尾市の生産者60人が約36㌶で栽培。「筆柿」は「不完全甘柿」の性質を持ち1本の木から甘柿と渋柿が実ります。選果機の特殊な光センサーで甘柿と渋柿を選別し、渋柿は渋抜きして出荷します。出荷は9月中旬から始まり、同JA産直施設「幸田憩の農園」や同町にある道の駅「筆柿の里幸田」で10月下旬ごろまで販売します。

写真=生育状況を確認する生産者(23日、幸田町桐山)