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梨の生育前進/摘果で果実肥大図る/JAあいち三河幸田町なし部会

2022/05/02

 JAあいち三河幸田町なし部会は4月25日、同町桐山の圃場で梨の摘果講習会を開きました。摘果は不要な果実を落とし養分の浪費を抑え、果実肥大させることが目的。また、樹への負担を減らし、次作以降の栽培へも配慮します。
 当日は生産者や西三河農業改良普及課、JA職員などおよそ15人が参加。摘果の実施時期や残す果実の確認、病害虫対策などを行いました。例年に比べ今年の生育は前進傾向で着果量も多いです。
 同普及課の桒山幸子専門員は「4月下旬から5月上旬は雨が多い予報で、黒星病が蔓延しやすい。防除時期に注意が必要」と呼び掛けました。同部会の夏目幸希部会長は「現時点で果実が大きくなっているので早期の摘果作業を心掛けたい」と話しました。
 同部会は16人の生産者が11㌶の面積で「新高」や「豊水」、「幸水」などを栽培。8月上旬の出荷開始へ向けて栽培が進み、管内の産直店舗を中心に10月末まで販売予定です。

写真=残す果実を確認する桒山専門員㊥と生産者(25日、桐山)