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JAあいち三河で初の取組み/ナス新規就農者を育成する「なす塾」開講/JAあいち三河

2022/04/07

 JAあいち三河は今年度から初の取組みとなる「なす塾」を開講しました。管内である岡崎市と幸田町は県内でも有数のナス産地で、国が示す“野菜指定産地”に指定されています。しかし、平成26年に県が行った生産構造分析によると露地ナス生産者は10年後には46%、栽培面積は39%減少。ハウスナスは生産者、栽培面積ともに半減すると予測されました。この課題を解決するため、地元生産者や行政と協力し、令和3年4月に「なす産地活性化プロジェクトチーム」を立ち上げ、その一環として「なす塾」を開講し新規就農者確保や産地のブランド維持、産地活性化に努めていきます。今後は10年で30人の目標を掲げ、新規就農者育成と定着を目指します。
 4月6日には開講式が行われ、愛知県西三河農林水産事務所農政課や岡崎市、幸田町、JAら25名が出席し、「なす塾」の事業概要や研修内容について説明しました。今年度は3名の研修生が入講し、栽培における知識や技術などを習得し、来年6月頃初出荷を迎えられるよう研修に励んでいきます。
 同JA天野吉伸組合長は「同じ目標を持つ仲間とともに栽培における知識や技術を身につけ、ナス農家として産地や部会を盛り上げていって欲しい」と激励しました。
 研修生の臼井一祥さん(32)は「先輩農家から多くのことを学んで、1年後には良いナスを出荷できるように頑張りたい」と意気込みました。

写真=「なす塾」に入講した3人を激励する天野組合長(6日、同JA本店)