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「いちご塾」定植/事前研修での経験生かす/JAあいち三河

2021/10/07

 JAあいち三河は2018年から「いちご産地活性化プロジェクト」を開始し、2019年にはイチゴの新規就農者を育成する「いちご塾」を開講しています。イチゴ生産者の高齢化が懸念される中で地域農業を守るための取り組みで、自己改革やSDGs(持続可能な開発目標)に掲げる「質の高い教育をみんなに」などの1つ。
 9月27日と29日、岡崎市土井町にある「いちご生産拠点研修農場」でイチゴ「紅ほっぺ」の定植作業を行いました。研修生は定植を迎えるまでに、受入農家先で事前研修を重ねており現役農家から直接アドバイスを受けました。27日には、事前研修での経験をもとに植える向きや深植えに注意し「いちご塾」研修生3人が中心となって作業に励み、29日と合わせ2日間で約20㌃のビニールハウスに1万4千本定植しました。研修生の青木英二さん(43)は「研修を終えて独り立ちした時に他生産者の収穫高に負けないよう、今回行った定植の基礎を身に付け今後に生かしたい」と話しました。
 開講3年目となる今年度は、農業未経験者からなる2年コースと農業経験者からなる1年コースを用意し新規就農者に合わせたプログラムを提供。1年コースに1人、2年コースに2人が入講しました。

写真=イチゴ苗を定植する青木さん(27日、いちご生産拠点研修農場)