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「白ナス」レシピ開発・コラボ料理提供へ/販路拡大目指す/JAあいち三河

2021/08/17

 JAあいち三河管内の岡崎市で生産している「白ナス」が栽培開始3年目を迎え、安定した出荷量の確保と品質を保つことができるようになったことから新たな販路拡大に取り組んでいます。「白ナス」は他産地で見かけることが少ない農産物のため、消費者が購入するよう促すには“どのように調理すると美味しく食べられるのか”という調理方法の周知が課題となっていました。それを解決するとともに消費拡大や地産地消を目指して、8月11日に開かれた食品衛生指導員会に参加。市内の飲食関係者40人に「白ナス」を配布しながら料理に色写りしない点や食感の柔らかさから加熱調理に適していることなどを紹介しました。同会を通じて岡崎市ならではのレシピ開発や飲食店とのコラボ料理提供を目指します。
 また、同JA管内では皮が薄く生で食べることができる「水ナス」をはじめ夏秋ナスや促成ナスなどを生産する県内でも有数のナス産地であることをPRし、年間を通じて出荷できるという強みもアピールしました。
 同JA営農販売部の藤井克弘部長は「和食、洋食、和洋菓子も含め、新しい商品、レシピの開発に繋げ、地元食品業界を盛り上げていきたい」と話しました。
 白ナスは1本が約350㌘と通常のナスの約3倍の大きさがあり果肉と皮が柔らかいのが特徴。白色のため傷の有無が目立ちやすく皮が薄いため高度な栽培技術が必要になるが、同JA夏秋ナス部会に所属するベテラン農家によって高品質な白ナスが年間約7㌧出荷されています。

写真=「白ナス」をPRする藤井部長㊨(11日、市民会館)