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「種なし巨峰」/環状はく皮で着色向上へ/JAあいち三河葵ぶどう部会

2021/06/25

 JAあいち三河葵ぶどう部会は6月24日、高品質な「種なし巨峰」の出荷に向けて東阿知和町にある圃場で暑さ対策として環状はく皮研修を行い、生産者や西三河農業改良普及課、JA職員など11人が参加しました。環状はく皮は満開後30日程度に幹の皮部に刃物を使って5㍉幅で環状に削ぎ取ることで、果実に養分が留まり着色を向上させる技術。今後は約1ヶ月間管理を行います。今年は4月頃の芽の出具合が若干早かったものの目立った病害虫被害もなく生育は順調です。
 同部会の浅川巖部会長は「今日学んだことを生かしてこれからの栽培も頑張りたい」と話しました。
 同普及課の安井葵専門員は「環状はく皮をした後の管理が大切になるので、着果量や明るさに気をつけてほしい」と注意を呼び掛けました。
 同部会は14人の生産者が約4.0㌶の面積で「種なし巨峰」を栽培。今後は出荷前圃場巡回を行う予定で、8月上旬の出荷に備えます。出荷は、岡崎市や名古屋市、岐阜県の市場に向けて9月中旬頃まで続きます。

写真=安井専門員から環状はく皮の方法を学ぶ生産者ら(24日、東阿知和町で)