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桃の摘果講習会開く/収穫に向け摘果、害虫防除法を学ぶ/JAあいち三河幸田町桃部会

2021/04/20

 JAあいち三河幸田町桃部会は4月15日、田境文一さんの圃場で露地桃の摘果講習会を行いました。当日は西三河農業改良普及課や生産者ら10人が参加し、生育状況を確認。摘果の目安や注意点、病害虫の対策について確かめました。
 今年は寒さによる霜の影響が懸念されたものの、4月以降気温が安定しており生育は順調に進んでいます。
 同部会の田境義弘部会長は「今年は例年よりも1週間ほど早い出荷を見込んでいる。早めの摘果を始めてほしい」と冒頭であいさつしました。
 同普及課の桑山幸子専門員は「県内の他産地でナシヒメシンクイの発生状況が多く確認されている。防除をしっかり行い、管理を徹底してほしい」と注意を呼びかけました。
 同部会は6戸の生産者が167㌃で桃「希望」や「日川白鳳」、「白鳳」、「はなよめ」など品種を変えながら生産。そのうちの3戸が東海地区唯一の温室桃を60㌃で栽培しており、5月中旬から出荷がスタートする予定。その後、露地桃の出荷が開始し、名古屋や三河地方の市場に向けて7月末まで続きます。また、色と味の品質を高めるため、地面にパール色と銀色の反射資材を敷き、光の照り返しに配慮しています。

 

写真=摘果について確認する生産者ら(15日、幸田町須美で)