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販路拡大し売り上げ向上へ/マックスバリュで地元農産物コーナー常設/JAあいち三河

2020/11/30

 JAあいち三河はこのたびマックスバリュ東海㈱と協力し、11月27日にオープンした岡崎市内初の「マックスバリュ岡崎美合店」に地元農産物コーナーを設置しました。JAと同社が協力し地元の農産物コーナーを常設するのは愛知県内2例目で、三河地方では初。同JAが掲げる自己改革「農家所得の向上」や持続可能な開発目標(SDGs)「飢餓をゼロに」などに関連する取り組みの1つです。JAは、コロナ禍においても安定した農産物の供給ルートに繋がる点や農家の売り上げ向上が見込める点、マックスバリュ東海は地産地消や食の安全性を求める消費者への販売促進や他店との差別化を図れる点などがメリットとなり、24時間営業するスーパーマーケットでの常設販売を通じて、「地域農業の応援団」増加を目指します。
 施設近隣の農家らが所属する同JA東部特産部会は、出荷スペースの下見や2日間のプレオープンを経て27日、部会員6名が17種類の採れたての農産物を出荷しました。「じもの」と書かれた販売ブースには、同部会員の写真やJA名の書かれたパネル、「地場農産物」ののぼりなどを掲げて地元農産物を消費者へ広くPRしました。
 同部会の鈴木武和部会長は「大型スーパーに常設販売することで、幅広い年齢層の消費者に地元農業を知ってもらえるとともに、普段あまり見かけない農産物を手に取ってもらう機会が増えると思う。新しい販売先ということもあり色々戸惑うことはあるだろうが、部会員みんなで安全安心な農産物の栽培、出荷を心がけていきたい」と話しました。
 今後はより消費者へ地元農産物をアピールできるよう部会員とJA担当者、同社バイヤーを交えた会議を開催し、消費拡大を目指していきます。

写真=東部特産部会の「じもの」農産物を手に取る来店客(25日、マックスバリュ岡崎美合店で)