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生産量全国1位の「筆柿」初出荷/着色良好で高品質/西三河選果場運営委員会

2020/09/23

 全国1位の生産量を誇る幸田町の「筆柿」の出荷が9月20日から始まりました。初日となった当日は、JAあいち三河幸田営農センター内にある筆柿選果場に1.5㌧の筆柿を持ち込み、選果機を使って選果作業を行いました。
 今年は7月の長雨や8月の猛暑で着色遅れが懸念されましたが、9月に入り夜の温度が低下したことで着色が進みました。昨年より3日早い出荷となりましたが、例年通り高品質な筆柿が栽培されています。
 筆柿は1個が100㌘ほどの早生品種で他品種と比べて丸かじりできるほど皮が薄く、糖度は平均17度ほどで高いものは25度にまで及びます。1本の木から甘柿と渋柿が成る不完全甘柿という特性があるため、同選果場で光センサーを使用し、甘柿と渋柿を選別。渋柿と判定されたものは、脱渋して出荷します。
 西三河筆柿選果場運営委員会の杉浦剛委員長は「今年は豊作。美味しい筆柿を消費者へ届けられるように努めたい」と話しました。
 同委員会は、同町と西尾市の生産者63人が約38㌶の圃場で栽培。東京や大阪などに約330㌧出荷予定で、10月末まで続きます。

写真=傷がないか確認する生産者(20日、幸田営農センターで)