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小麦「きぬあかり」刈り取りスタート/品質良く収量も見込める/JAあいち三河

2020/06/01

 JAあいち三河管内で5月30日、小麦の収穫が始まりました。岡崎市内にある同JA牧内カントリーエレベーターでも荷受けが開始し、初日は122㌧の小麦を管内農家が持ち寄りました。3月までの天候で成長が一部早いと予想されたが、4月の低温により例年通りの収穫時期となった。品質も良く、営農担当者は「過去最高量を収穫した昨年とも引けを取らない量を見込めるのでは」と期待を寄せます。同JA管内では6月20日頃まで刈り取りが続きます。
 同JA受委託部会に所属する株式会社オペレーター加藤は同日、正名町にある圃場で5人が大型コンバインを稼働させ、小麦「きぬあかり」の刈り取りを行いました。同社の加藤健一取締役社長は「今年も順調に良い小麦が育っている」と話します。
 今年は同JAの主力品目「きぬあかり」3000㌧、「ゆめあかり」1000㌧の計4000㌧の出荷を目指します。両品種とも愛知県農業総合試験場で開発された品種で、面積あたりの収量が多く、倒れにくい特長があります。「きぬあかり」はコシがあり明るい色の麺を作ることができることから、主にうどんへの利用が多いです。タンパク質含量の高い「ゆめあかり」は、中華麺やパンの原材料に使用されます。


写真=「きぬあかり」を刈り取る株式会社オペレーター加藤の社員(1日、岡崎市正名町で)