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促成ナス出荷本格化/目ぞろえ会で規格再確認/JAあいち三河

2019/11/22

 ナスの出荷量が全国有数の愛知県の中でも、主要な生産地である西三河地域で、9月下旬から始まった促成ナスの出荷が本格化しています。
 西三河地域(岡崎市、碧南市、安城市、西尾市、幸田町)の促成ナス生産者で組織し、広域共計共販体制をとる西三河促成なす部会は、6支部49戸が、11㌶で「とげなし美茄子(ビーナス)」、「千両」を栽培しています。
 出荷の本格化に伴い同部会六ッ美支部は11月11日、JAあいち三河本店で目ぞろえ会を開きました。生産者、市場担当者、県西三河農業改良普及課、JAあいち経済連、JAら15人が参加。出荷規格や生育状況、病害虫の発生状況などを確認しました。今年は、9月から10月にかけて気温が例年より高かった影響で生育が早まり、10月末までの出荷量が昨年の同期間と比べ3割以上多くなっています。
 同部会の藤井茂行部会長は「寒暖差が激しく先が読めない天候だが、臨機応変に対応し、多くのナスを出荷できるようにしたい」と話しました。
 「とげなし美茄子」は愛知県が育種した品種「とげなし輝楽」の同部会でのブランド名。ヘタや茎、葉にとげがなく、皮のツヤやハリが特徴です。「千両」は、柔らかい果肉と歯切れの良さが特徴で、漬物に適しています。
 同部会は、1600㌧、5億9千万円の出荷量を目標に、県内市場に向け7月まで出荷が続く予定です。

写真=出荷規格を話し合う生産者ら(11日、JA本店で)