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地元農産物をより地元住民へ/イチゴ即売会&品評会を開催/JAあいち三河

2019/02/10

 JAあいち三河は1月19日、地元産イチゴPRイベントとして即売会を開催しました。昨年まで道の駅藤川宿で即売会を行っていたが、より多くの人たちへのPRを目的とし、今回から開催場所をJR岡崎駅に変更。駅を利用する地元住民に向け、地元産イチゴの試食を行うなどPRし、消費拡大につなげました。
 当日は生産者や岡崎市役所、JA職員ら14人が同駅で200パックを販売。のぼりや岡崎市健康・食育キャラクター「まめ吉」などの宣伝効果もあり、1時間足らずで完売しました。即売会には午前中に同JA本店で開いた「第17回あいち三河農協いちご品評会」で入賞したイチゴも並びました。
 午前中に開いた品評会には西三河農林水産事務所や岡崎市役所、幸田町役場、JAあいち経済連、同JA職員ら16人が参加。岡崎市いちご部会から「紅ほっぺ」36点、幸田町いちご組合から「紅ほっぺ」25点、「とちおとめ」7点が出品。形状や玉揃い、着色などの外観に加え、糖度や重量を測定し審査しました。最高位の愛知県知事賞は幸田町いちご組合の小野敏幸さんが選ばれました。平均糖度は「紅ほっぺ」が12.4%、「とちおとめ」が11.9%と両品種とも昨年より上がり、品質も良く着色のいいものが並びました。
 また、今回より「でかほっぺ・でかおとめグランプリ」と題した重さと見た目のインパクトなどを審査項目とし、普段見慣れない大きさのイチゴをPRしようという企画も同時に開催。通常のサイズの約8倍ほどの大きさのものも出品され、即売会に並びました。
 審査員を務めた西三河農林水産事務所農業改良普及課の丹羽昌二専門員は「猛暑の影響や温暖な気候で生産者も大変苦労したと思う。それでも品質の高いものが並び、技術力が感じられた。今後の出荷にも期待がかかる」と講評しました。
 JAあいち三河では岡崎市と幸田町にそれぞれ組織があり、両組織合計で68戸が約16㌶で「紅ほっぺ」「とちおとめ」を栽培。昨年度は860㌧の出荷量があり、昨年以上の出荷を目指します。

 

写真=イチゴを手渡す生産者(19日、JR岡崎駅で)


写真=重量を測定するJA職員(19日、JAあいち三河本店で)