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地元米の割引券で融資利用者を産直へ/1年間のDM実施で来店者増へ/JAあいち三河

2019/02/08

 JAあいち三河融資部は、住宅ローン利用者に地元産米の割引券が付いたダイレクトメール(DM)を定期配送しています。融資だけの単事業利用にとどまる組合員を産直店舗などへ誘致し、複数事業の利用につなげることで、関わりを増やしたい考えです。2018年1月に発送を始めて1年で、割引券の利用が当初から2倍近くまで増加するなど、取り組みの成果が出てきています。
 ひと月につき1枚、地元産「ミネアサヒ」や「コシヒカリ」など4種類が対象の10%割引券を付け、DMを発送しています。発送は年間4回で、送る先は住宅ローン利用者(約2,600人)です。
 利用者は順調に増加。利用件数は初回(1月)の89件から徐々に増え、毎月100件を超える利用があり、12月の利用は164件に上りました。
 JA営農企画部産直課の柴田敏和課長は「売り場を見ていると、DMが来店のきっかけになっている様子が目にとまる。定着につなげたい」と意気込みます。
 8~10月分は、JA―SSで利用できる給油割引券(1㍑につき5円引き)も付与。3カ月で1,207件の利用がありました。融資、産直、燃料と3事業の利用を通して、JAの総合事業が地域の生活に根付いていることへのアピールにつながると期待し実施しました。
 企画した融資部融資相談課の梅田典明課長は「取り組みをしたことで、住宅ローン利用者に産直施設の利用を促すことができた。今後も他事業と協力しながら、利用拡大に努めたい」と話しました。
 18年12月下旬には、19年1~3月分のDMを発送しています。DMをきっかけに複数事業利用の定着を期待し、取り組みを継続します。

写真=12月25日に郵送した割引券付きDMはがき