家庭菜園

ネギネギ

→VARIETY

VARIETY

 日本にはネギの種類が多くあり、周年栽培されています。そのなかでも、白くて長い葉鞘部を食べる根深ネギは、主として関東以北で栽培され、緑の葉を食べる葉ネギは中部以西で多く栽培されているようです。根深ネギでは金長、夏扇、一文字黒昇りなど、多くの品種があります。葉ネギでは九条ネギを中心に、奴観音、最近では小ネギの品種も多く見られます。
→PROFILE

PROFILE

 原産地は中国西部といわれています。中国で品種分化が進み、華北地方の太ネギが日本の根深ネギに、華中の葉ネギと太ネギの中間型が九条ネギを中心とした葉ネギとなりました。ネギは多年草で、ふつうは2~8本に分げつ(株分かれ)します。生育適温は15~20℃冬に地上部が枯れる夏型と、休眠しない冬型があります。ある程度大きくなった株は、冬の低温で分化し、春になってとう立ち開花します。
根が多くの酸素を要求するので、排水の悪いところでは根腐れをおこしやすく、育ちも悪くなります。
苗作り
イメージ 板切れなどで5mm深さのまき溝をつけ、1cm間隔にまく。種は好光性なので、覆土が厚いと発芽が悪くなる。 発芽するまでは新聞紙をかけておき、発芽したら取り除く。
イメージ 畑での苗作りも同じように。
イメージ 本葉が出はじめたら、500倍の液肥を7~10日に1回、水やり代わりに追肥する。本葉2枚になったら、3cm間隔に間引く。
畑の準備
イメージ
荒起こしは早めに、スコップで深く耕しておく。ネギは酸性に弱いので、石灰はかならず施す。
イメージ
イメージ 本葉5~6枚の苗を、溝の外側面に垂直にもたせかけた後、3~4cmの土をかけて固定し、わらなどを敷いて防乾する。株から離れたところへIB化成S1号を施す
追肥・土寄せ
イメージ
1回めの追肥は植えつけ50日後、2回めからは20~25日おきに
収穫
最後の土寄せから15~20日後に収穫できる。
栽培ミニ知識 葉ネギ栽培「干し苗作り」
今回は根深ネギの作り方を紹介しましたが、小ネギも葉ネギもじかまきした後、根深ネギと同様に栽培します。

ここでは、葉ネギの「干し苗作り」を紹介しましょう。梅雨明け後、地上部がスリップスの食害にあったり、高温で葉が硬くなったりするのを防ぎます。

苗のかけ干し
8月中旬に株を堀り上げ、葉の部分を束にして、さお竹などにつるして日干しにします。このとき、葉の腐ったものや、菌核病にかかった株は除いておきます。
イメージ
植えつけ
9月上旬に枯れ葉を切除(根は切らない)し、3~4本ずつまとめて植えます。 植えつけてすぐに水やりすると腐りやすいので、5~6日はそのままにしておいて、新しい根が出てきたら水をやります。
イメージ
おすすめコンテンツ
  • いちご新規就農者募集中!
  • なす新規就農者募集中!
  • 採用情報
  • JAでんき
  • JA葬祭
  • 総合ポイントカードのポイント残高確認
  • 広報誌「KONにちは!」
  • 准組合員向け広報誌「KONにちは!+(プラス)」
  • 地域版コミュニティー誌「みようね!」
  • 総合ポイント奨励制度